本ソフトは、近似直線/曲線(一次関数、累乗関数、対数関数、指数関数)の 係数を求めるソフトです。データの入力はファイルからの入力、またはウィンドウにテキストを 貼り付けて行います。 ファイル、貼り付けるテキストのデータは、1列目をX、2列目をYの値にして、ヘッダ等の余計な文字 は削除してください。 区切り文字は、カンマ、タブ、スペースを自動で認識します。デフォルトはカンマです。 タブ、スペースの場合、第1行から読み取っていき、タブorスペースが見つかった場合だけそれを区切り文字にします。
もちろん、エクセルでも似たようなことが出来ますが、このソフトには以下の特徴があります。
ver. 1.1からは確率分布の母数を求める機能が付きました。この場合は、1列目だけを貼り付けます。
本ソフトウェアは次の動作環境で動作します。
Windows 7、8で確認はしていませんが、恐らく動作すると思います。
次の手順で計算します。メッセージがアプリケーションの左下に表示されますので、 もしうまく計算出来ない場合はそちらを見てみてください。
次の2つの方法があります。
ソフトを起動する前に、近似曲線を引かせたいデータ、確率分布を求めるデータを準備します。 近似曲線を引かせたいデータの場合、データはコンマ、タブ、スペースで区切った形式で保存し、 1列目にXの値、2列目にYの値を記述します。 本ソフトではX、Yを入れ替えて計算できますので、x、yを入れ違えた場合はそのオプション を使ってください。確率分布を求めるデータは、1列目だけを入力します。
貼り付けるテキストをctrl+cなどでコピーしておきます。エクセルでセルを2行選択して コピーなどでもOKです(この場合、タブ区切りで貼り付けられます)。
準備したデータによって2つの方法を選べます。
ソフトを起動して右上にある「選択」ボタンを押します。 開くファイルを選択するウィンドウが出るので、データが入ったファイルを 指定してください。
ソフトを起動して「選択」ボタンの下にある「ウィンドウから読み込み」を チェックします。メモが現れますので、データをペーストしてください。 もちろん、このウィンドウを直接編集することも可能です。
近似曲線または確率分布を一つ選択して下さい。近似曲線の場合、本ソフトでは一次関数、累乗関数、対数関数 指数関数が用意されています。確率分布は多数ありますので、所望の分布を選択します。その後、母数算出方法を適宜選択します。
最もフィットする関数や分布を探したい 場合はここで選択する必要はありません。
「計算」ボタンを押します。近似曲線の各係数や確率分布の母数は、ボタンの下にある計算結果に 表示されます。同時に、どの程度近似曲線がデータにフィットしているかを示す R2値も表示されます。R2値は1に近いほど 近似精度が良いことを示します。
もし、本ソフトで近似できる関数や確率分布で最良の近似関数を選びたいならば、 「おまかせ計算」ボタンを押してください。全関数または全確率分布の計算を行い、 R2値が最も1に近い関数を選択します。また、最良の関数や確率分布が選択された状態となり、計算結果はその関数や確率分布のものになります。
近似曲線について、XとYの値を入れ替えて計算したい場合、「計算」ボタンの隣にある 「x,yを入れ替え」をチェックしてください。
確率分布について、「おまかせ計算」で得られた結果はあくまで数値上のものです。データがその分布に従うべきかどうかの検討を忘れずに行ってください。
メニューにはファイル、設定、ヘルプがあります。各々は次の動作をします。
○ファイル
○その他
ファイルはバージョン名をクリックするとダウンロードできます。下に行くほど古いです。
本ソフトはフリーソフトウェアです。再配布は自由ですし、作者(=K)への通知も不要です。
但し、再配布の際は、プログラム本体(leastsq.exe)、ヘルプファイル(leastsq.hlp)、 ヘルプの目次ファイル(leastsq.cnt)を同一フォルダに置くように通知してください。