- tracertによる経路情報の確認
初めに...
インターネットへのアクセスがどのような経路を通って行われているのか
知りたいとき、UNIXではtracerouteと言うコマンドが使われます。同じ機能が
Windowsではtracertというコマンドで用意されています。ここではこの使い方を
紹介します。
このコマンドを使うことによって、自分のウェブアクセスが遅いときに、途中に
反応の悪いルータがあることを知ることが出来ます。
コマンドプロンプトの表示
tracertはコマンドプロンプトでしか使えません。まずコマンドプロンプトを
表示させます。
- Windows9X系の場合(95,98,Me)
- 「スタート」→「ファイルを指定して実行」→"command"と入力してリターン
- 「スタート」→「プログラム」→「DOSプロンプト」
- WindowsNT系OSの場合(NT,2000,XP)
- 「スタート」→「ファイルを指定して実行」→"cmd"と入力してリターン
- 「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」
tracertの実行
コマンドプロンプトを表示したら、”tracert 調べたいURL”と入力して
リターンを押します(下の図の黄色い下線部)
実行開始の例
正常に終了した例
各列の意味
- 第1列
通過経路数になります。
trace completeの場合、最後は調べたいホストになります。
(正常に終了した例の右の下線部は、数字は調べたホストの
IPアドレスです。)
- 第2〜4列
そのホストやルータに達した時間です。
3つ表示されるのは、3回実行して信憑性を高めるためのようです。
- 第5列
ホストの名前です。
IPアドレスが直に表示されているときは名前解決が出来ない場合になります。
例えば、あるローカルネットワーク内でぐるっと回る場合などが
それにあたります。
その他
- 経路が多くて到達できない場合
tracertに”-h mumber”でホップ数(経路数)を30以上に
してみてください。
C:\> tracert -h 50 fishers.zive.net
或いは”-w time”でタイムアウト時間(秒)を失敗した時間より
も長くしてください。
C:\> tracert -w 10 fishers.zive.net
- *が表示される
*が表示されたホストで何らかの障害が起こっている可能性大です。
- この説明じゃよく分からん!
- おまけ
tracertコマンドで最後に表示されるのは、tracert URLのURL
のIPアドレスである。IPアドレス←→URLの対応は、DNSサーバで行っているが、
たまにこのDNSサーバが調子が悪いときがある。その際には、http://URL/
と入力せずに、http://IP Address/と入れると繋がる時がある。
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