aviファイルが再生できない
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初めに...
むか〜し、aviと言えばほとんど1種類しかありませんでした。
最近は、aviと言っても映像、音声で別々の圧縮方式を使う場合がほとんどで、
無数の組み合わせがあります。この圧縮するプログラムをエンコーダ、圧縮されたaviを
伸張して表示できるようにするのがデコーダで、2つ合わせてコーデック
(CODEC : COmpression DECompression)と呼ばれています。映像、音声にそれぞれのコーデック
が存在し、どちらかが欠けると”aviファイルが再生できない”という現象が発生します。
とはいえ、適切なコーデックがインストールされてしまえば
問題は解決します。そこで、ここではaviファイルが見れることを最終目的として、
コーデックを調べる方法に主眼を置いて説明します。
最も簡単な解決方法
様々なコーデックが存在するならばまとめて配布してくれないかな、と思うのが
人情というもの。それをK-Lite CODEC Packで配布しています。下のURLにある、
"K-Lite Codec Pack Full/Standard/Basic"のどらかを選んでインストールすればOKです。
何度もダウンロードしたくない場合はFullを選んでおくと良いでしょう。
ダウンロードが終わったら、exeファイルをダブルクリックしてインストールします。
途中、いろいろなメッセージが出てきます。主にライセンスへの同意のようですが、インストール済みの
コーデックがあるというような場合は、上書きしないを選択しましょう。
エンコーダを調べて解決する
K-Lite Codec Packは楽で良いのですが、K-Liteでインストールしたのを
忘れて新しいバージョンを自分でインストールしてしまう場合、システムが不安定になることも
あります。そのため、K-Lite Codec Packに頼らずに自分でコーデックを調べる方法を2つ紹介します。
- バイナリエディタで調べる
バイナリエディタでaviファイルのヘッダを見て、そこに含まれる
文字列から、googleなどで検索してコーデックを特定します。
この方法はファイルの種類を調べるときの基本中の基本なのですが、
aviファイルは通常数百MB以上あるため、あっという間にメモリを食いつぶしてしまいます。
そこで、指定容量しか読み込まないバイナリエディタを使うとヘッダだけを見ることが
できて便利です。私はdump4wというバイナリエディタを使っています。
dump4wバイナリエディタでaviファイルを開くと、下の図のように
なります。右側の文字列に”OggS”や”XVID8”などの文字が見えます。これらを手がかりに
googleで検索すると、
OggDSや
XviDなどのコーデックを探し当てることができます。
(左側の0〜Fの文字は、バイナリ値と呼ばれるもので、通常はこれを見ても意味がありません)
- コーデック判別ソフトを使う(GSpot)
バイナリエディタでヘッダを調べるのが面倒な場合、コーデックを判別してくれる
ソフトを使うと便利です。ウェブ上では
黒羽製作所の真空波動研
を使ったものも見かけますが、再生しなくてはいけません。私は、コーデック判別を専門に
行う
GSpotというソフトを使っています。
GSpotで先ほどのaviファイルを開くと下のようになります。右上のグループに
映像のコーデック情報が、その下には音声のコーデック情報が表示されていて、共に状態はインストール済み
になっています。もし未インストールならば、名前に表示されたものを手がかりにウェブで検索したり、
「表示」→「コーデックデータベース」からVender名を調べて検索することでたどり着けると思います。
- コーデック判別ソフトを使う(MMname2)
最近(2006/09頃)知ったのですが、GSpotよりも便利な日本語のソフトがあります。
国産のソフトらしく、メニューなどは全て日本語です。さらに各コーデックのダウンロード先も
明示される便利モノです。
上の3つの方法を紹介しましたが、手間を考えるとまずは
GSpot MMname2で調べてみて、
該当するものが見あたらない場合はdump4wでヘッダを調べるというのが良いかも知れません。
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