VineLinux 3.0 on InterLink MP-XP5220EX

私のメモです。参考になればいいですが、間違っていたらごめんなさい。

また、このページはMP-XP5220でブート可能なCD-ROMを持っている ことを前提に書かれてます。

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インストール時の注意点

VineLinux3.0 のインストーラで使っているカーネル(2.4.26)は、標準のFrame Bufferが有効&まともに動くので Debianのwoodyのようにインストール画面の下が 切れるということはありません。しかしBIOSでLCD Expansionが有効になっている場合、 グラフィカルインストール中にXが起動したとたん、Xがちらつきながら4つ表示されて しまい非常に見にくいです。インストール時はBIOSの”LCD Expansion”は無効にしておきましょう。 BIOSの設定画面は、起動画面("Victor"と表示されている時)でAlt+F2を押すと表示されます。


インストール

特に難しいことは無いと思います。

  1. リカバリ領域のバックアップ
  2. プリインストールのWindowsXPとデュアルブートのするならば、 後から使うことを考えてハードディスク先頭にあるリカバリ領域を何とかして バックアップを取ります。 僕は、Drive Image for CD-ROMを使って復元用の起動CD-ROMを作成しました。 CD-Rは4枚必要です。
     WindowsXPを削除したところにLinuxを入れるならば、この工程は不要かも知れません。

  3. BIOSの設定
  4. 起動画面("Victor"と表示されている時)でAlt+F2を押してBIOSの設定を表示させます。 Advancedタブの一番下にあるLCD Expansionを”無効(Disabled)”にしておきます。
     また、同じAdvancedタブの中程にあるPCMCIA Locked for CD-ROMを”有効(Enabled)”にします。これで PCMCIAのCD-ROMから起動できるようになります。

  5. インストールCDの入手
  6. http://www.vinelinux.org/getvine.html#ViaFTP
     上のURLから適当なFTPサイトに行き、{FTP Site}/Vine-3.0/CDIMAGE/Vine30-i386.isoをダウンロードします。 後はCD-RWなどに焼いてインストールCDを作ります。

  7. パーティションの作成
  8. この工程は必須ではありません。VineLinuxのインストール中に パーティションを変更できるからです。
    僕はいつもの癖でVineLinxのインストールを開始する前に、パーティションを変更できる ツールであらかじめLinuxのルートとスワップのパーティションを切りました。よく使うツールは RamFloppyで、 CD-RWに焼いて RamFloppy を起動し、fdiskで編集しました。
     RamFloppyは1CD Linuxではありませんが、 Bootable CD Versionを ブータブルイメージとして焼くと1CD Linuxになります。CD-R焼きソフトがブートイメージ ではなくブートFloppyを要求する場合(WinCDRなど)、RamFloppyの入ったフロッピーを 読み込ませれば同じように1CD Linuxになります。

  9. VineLinuxのインストール
  10. VineLinux3.0が入ったインストールCDで起動し、後はインストーラに従っていくだけです。 但し、後述のカーネルの再構築をする場合、空きディスクスペースが500MB以上無いと 実行できないようです。その場合は、最小インストールをします。
     また、インストールの途中、Xが起動した後は800x600の画面でインストールが進みます。 Xをインストールすると終わりの方でXの設定があり、1024x600を選択するとインストール後は1024x600になります。 (モニタは未検出のままでOKのようです)
    ここでは最小インストールをして、付属のCD-ROMをPCMCIAデバイスとして 使うことを前提に話を進めます。PCMCIAデバイスを使用しない場合、インストール後の設定 から読んでください。

カーネルのアップデート


カーネルの再構築(Stand Alone PCMCIA用カーネルの作成)

参考:VineLinux WebPage カーネルパッケージのアップグレード
VineLinux3.0でインストールされるkernel-pcmcia-cs-3.2.7では、 PCMCIAのチップ( Ricoh RL5C476)を認識しません。そこで、 Stand Alone PCMCIAを使うために、PCMCIA/CardBusサポートを無効にしたカーネルを作成します。 最小インストールをした場合、gcc、rpm-buildがインストールされていないのでCD-ROMからapt-getで インストールします。
  1. BIOSの設定
  2. gccをインストールする場合(最小インストールの場合)、CD-ROMをIDEデバイスと して使えるように、次の設定をします。
    1. Victorのロゴの画面でAlt+F2を押してBIOS設定画面を起動
    2. AdvancedタブのPCMCIA Locked for IDE CD-ROMを”Enabled(有効)”
    3. BootタブのATAPI CD-ROMを”Disabled(無効)”

  3. rpmファイルの入手
  4. カーネル再構築用に、次のrpmファイルを入手します
    mkkpkgは、カーネルを再構築してrpmパッケージにしてくれるスクリプトです。 ncurses-develは、mkkpkgが必要とするパッケージです。

    ※インストール直後はメッセージが文字化けしています。これを解消するには、 # export LANG=Cとタイプします。これでも文字化けする場合、/etc/sysconfig/i18nファイルを次の ように修正します。

     LANG="ja_JP.eucJP" → LANG="en_US"

  5. apt用の設定
  6. CD-ROMからapt-getできるよう、次のようにCD-ROMをapt-getの対象に加えます。 このコマンドを実行する前に、VineLinuxのインストールに使用したCDをCDドライブに入れておきます。
    # apt-cdrom  add
    CDを認識すると、名前を付けるように促されますので、適当に付けておきましょう。

  7. gcc、rpm-buildのインストール
  8. 次のコマンドで、gccとそれが依存するパッケージ、及びmkkpkgに必要なrpm-buildを CD-ROMからインストールします。
    # apt-get  install  gcc  rpm-build

  9. rpmファイルのインストール
  10. 前述で入手したrpmファイルで、 kernel-2.4.26-0vl16.src.rpm以外をインストールします。
    # cd  rpmファイルのあるディレクトリ
    # rpm  -ivh  kernel-source-2.4.26-0vl16.i686.rpm #  mkkpkg-2.4.2-0vl1.noarch.rpm #  ncurses-devel-5.4-0vl2.i386.rpm
  11. カーネルパッケージの作成
  12. いよいよカーネルパッケージを作成します。mkkpkgは/root、/var/tmp以下で作業を行い、 合計で数百MBのディスクスペースを使います。また、最終的にできあがったパッケージは、 /usr/src/vine以下に置かれます。まず、次のコマンドを実行します。
    ※ --target=i686と付けるとi686用カーネルが 作成できるようです。
    # mkkpkg  右のファイルがあるディレクトリ/kernel-source-2.4.26-0vl16.i686.rpm #  menuconfig
    mkkpkgは、カーネルの設定を変更した後にrpmパッケージを作成するスクリプトです。 そのため、カーネルソースのrpm(kernel-source-2.4.26-0vl16.i686.rpm)を指定した後ろに、設定変更方法を 決めるオプション(config、menuconfig、xconfigのどれか)を付けます。 最小インストールでは、GUI環境がインストールされないためmunuconfigを選択しています。

    上記を実行すると、mkkpkgがいろいろ聞いてきます。次のことを聞かれるので、適当に答えましょう


    次にmenuconfigが起動します。ここで、”General setup”→”PCMCIA/CardBus support”を選択し、 ”PCMCIA/CardBus support”をnにします。変更後、保存して終了します。
    次に、「ログを/tmp/kernel-mkkpkg.logに保存するよ」という確認メッセージが 表示されますので、何かボタンを押すとコンパイルが始まります。相当長い時間がかかりますので、 お茶でもすすって待ちましょう。
    MP-XP5220EXでは、45分程度でコンパイルが終わります。その後、ログ、Build tree の扱いについて聞かれますので、特に問題なければ消去しましょう。
  13. カーネルパッケージのインストール
  14. カーネルのアップデートと同じ方法でカスタムカーネルを インストールします。カーネルのrpmファイルは、/usr/src/vine/RPMS/iXXX(又は、/root/rpm/RPMS/iXXX)以下に あります。カスタムカーネルインストール後は再起動しましょう。

PCMCIAの設定

  1. Stand Alone PCMCIAのインストール
  2. http://pcmcia-cs.sourceforge.net/ftp/ から最新のpcmcia-cs-x.x.x.tar.gzをダウンロードし、次のコマンドで/usr/srcに解凍します。
    # tar  zxvf  右のパッケージがあるディレクトリ/pcmcia-cs-x.x.x.tar.gz   -C  /usr/src
    解凍後、/usr/srcに移動してコンパイルします。まずは、configを設定します。
    #  cd  /usr/src/pcmcia-cs-x.x.x
    #  make  config
    make configでは、次のことを聞かれますが、ほぼデフォルトでOKでしょう。 (私はデフォルトのままリターンしました)
    後はコンパイルをしてインストールするだけです。
    #  make  all
    #  make  install

  3. /etc/pcmcia/configの編集
  4. デフォルトのconfigファイルでは、なぜかKXLC005のversionがコメントアウトされ、 manfidが間違っています(正しくは0x0032,0x2904)。これを次のように修正します。 但し、/etc/pcmcia/configは、ReadOnly(444)になっていますので、一度読み書き可能(644)にしてから 編集する必要があります。また、/etc/pcmcia/configは/etc/init.d/pcmciaを再起動(restart)しないと 有効になりません。configファイルを修正したら、必ずpcmciaサービスをrestartしましょう。
    card  "KME KXLC005 CD-ROM"
        version KME",  KXLC005"   #コメントアウトされているので”#”を消去
        #manfid 0x0032, 0x0704       #manfidをコメントアウト。
        bind  "ide-cs"

  5. PCICの設定
  6. 次に、pcmciaが使うICを指定します。/etc/sysconfig/pcmciaの”PCIC=”にi82365を 指定します。他のオプションは特に指定しなくてOKです。/etc/sysconfig/pcmciaは次のようになります。
    PCMCIA=yes
    PCIC=i82365
    PCIC_OPTS=
    CORE_OPTS=
    CARDMGR_OPTS=

  7. KXLC005の認識状態
  8. ここまでの設定をした後、/etc/init.d/pcmcia restartを行うと付属CD KXLC005を 使えことが出来る状態なります。認識したKXLC005は、/dev/hdcになるので適当にマウントすれば 使用可能になります。KXLC005をPCMCIAソケットに挿した際の認識状態は下のようになります。 (tail -f /var/log/messageの一部)
    cardmgr[561]: socket 0: KME KXLC005 CD-ROM
    kernel: cs: memory probe 0xa0000000-0xa0ffffff: clean.
    kernel: cs: IO port probe 0x0100-0x04ff: excluding 0x3c0-0x3df 0x480-0x48f 0x4d0-0x4d7
    kernel: cs: IO port probe 0x0800-0x08ff: clean.
    kernel: cs: IO port probe 0x0a00-0x0aff: clean.
    kernel: cs: IO port probe 0x0c00-0x0cff: clean.
    kernel: hdc: UJDB130, ATAPI CD/DVD-ROM drive
    kernel: ide1 at 0x190-0x197,0x396 on irq 3
    kernel: hdc: attached ide-cdrom driver.
    kernel: hdc: ATAPI 20X CD-ROM drive, 128kB Cache
    kernel: Uniform CD-ROM driver Revision: 3.12
    kernel: ide-cs: hdc: Vcc = 5.0, Vpp = 0.0

  9. SDカードスロットに関して
  10. /etc/init.d/pcmcia startをすると、2つのスロットを監視するというメッセージが 出ますが、残念ながらSDカードスロットは全く認識しないようです。残念・・・。

インストール後の設定

  1. BIOSの設定
  2. 起動画面("Victor"と表示されている時)でAlt+F2を押してBIOSの設定を表示させます。 Advancedタブの一番下にあるLCD Expansionを”有効(Enabled)”に戻します。これでコンソール画面が 画面全体に表示されるようになります。
     一方、同じAdvancedタブの中程にあるPCMCIA Locked for CD-ROMは、IDEのCDとして使用したい場合は ”有効(Enabled)”のままにしておきます。私は、せっかくPCMCIAを使えるようにしたので、 他のデバイスにも使えるように”無効(Disabled”に戻しました。ちなみに、戻さないとPCMCIAソケットを 認識しないようです。

  3. 起動時のモジュールのロードの設定
  4. ほとんどのデバイスを認識しますが、オーディオデバイス(trident)のモジュールは なぜか自動でロードされない設定になってます(いろいろとトラブルが多いデバイスだからでしょうか)。 次の一行を/etc/modules.confに記述すると、起動時にオーディオデバイスモジュールを読み込みます。
    alias sound trident
    また、ACPI関係のモジュールも読み込むように次の設定を/etc/init.d/rc.localに追加します。 これで/proc/acpi以下でバッテリー状態などをチェックできるようになります。
    #### Vine stuff ends here   ←元々書いてあります
    modprobe ac
    modprobe battery
    modprobe acpi        # processor、thermalモジュールを読み込みます

  5. その他パッケージ(Xconfigurator、Gnome、Mozilla、Sylpheedのインストール)
  6. apt用の設定を終えた後、CD-ROMからapt-getでインストールします。 VineLinux3.0のCDが入ったCDドライブをPCMCIAに挿し、次のコマンドでインストールできます。
    #  apt-get install Xconfigurator gnome-utils gnome-media gnome-session control-center mozilla sylpheed
    Xは、Xconfiguratorが依存するため自動でインストールされます。その他、必要なパッケージも 自動でインストールされます。

  7. Xの設定
  8. Xの設定をXconfiguratorで行います。コマンドでXconfiguratorと打つと、Xconfiguratorが 起動します。Xconfiguratorの作業と設定内容は次の通りです。
    1. ビデオチップの検出
    2. これはXconfiguratorが自動でSiS630を見つけてくれました。そのままOKです。

    3. xorg.confファイルのリンク
    4. 「/usr/X11R6/lib/X11/xorg.confがなんか変なので、/etc/X11/xorg.confにリンクしますよ?」 と聞いてきたので、Yesを選択。

    5. モニタの設定
    6. さすがにモニタは検出できないようなので、Customを選択します。さらに解像度の選択でも Customを選択し、HorizSync 31.5-48.5、VertRefresh 50-70を選択します。モニタの解像度を 検出するかと聞かれますので、検出(Probe)を選択します。ここでDon't Probeを選択すると、 うまく設定できないようです。
       ちなみにここではProbeに失敗し、「No Valid Modes」という確認メッセージが表示されます。 そのままOKを押して先へ進みます。

    7. Custom Monitorの設定
    8. 検出に失敗したので、再びモニタの設定に戻ってきます。同様にCustomモニタで設定します。 (以前の値が残ってますので、そのままOKを押していくだけです)

    9. Xのスタート
    10. 本来、モニタの検出に行くべきなのですが、なぜかStarting Xという画面に行きます。 ここで「OK」を押してXのテストを行います。すると、1024x600 8bitのモニタを検出して 無事Xが起動します。この設定を保存します。
       その後、グラフィカルログインするか?と聞かれますので、僕はYesを選択しました。これで Xconfiguratorが終了し、/etc/X11/xorg.confというXの設定ファイルが作成されます。

    11. 画面の色の変更
    12. 上記で作成したxorg.confでは、画面の色が8bitになってます。そこで、/etc/X11/xorg.confの ScreenセッションのDefaultDepthを16にします。これで画面の色が16bitになります。

  9. GUI環境の設定
  10. Xの環境設定も終わったので、GUI環境用の設定をします。まず、gdm、Canna、kinput2をインストールします。 PCMCIAにCD-ROMを挿し、VineLinux3.0のインストールディスクを入れます。 そして、次のようにインストールします。
    #  mount -t iso9660 /dev/hdc /mnt/cdrom #  apt-get install gdm Canna kinput2
    次にデフォルトセッションをgnomenにします。次のコマンドで設定します。
    #  setwm gnome
    次回の起動時からディスプレーマネージャーgdmが起動するようにします。/etc/inittabの設定を 次のように3から5に変更します。
      id:3:initdefault: → id:5:initdefault:
    日本語入力ができるよう、Cannnaserverを起動します。
      /etc/init.d/canna start
    環境が整ったので、RunLevelを3から5にし、ディスプレーマネージャーを起動します。
      init 5
    これでGUI環境が整ったと思います。

ハイバネーション


動作がおかしい?

  1. ポインティングデバイスの動作がおかしい
  2. カーソルが飛んだり、ポインティングデバイスをいじると応答が無く なったりする場合、インストール時にマウスの種類をInteliMouse(IMPS/2)にしたのが 原因のようです。 /etc/X11/xorg.confでInputDeviceセクションを次のように修正してXを再起動すると 治ります。
    Section "InputDevice"
    Identifier "Mouse0"
            Driver "mouse"
            Option "Protocol" "PS/2"
            Option "Device" "/dev/psaux"
            Option "ZAxisMapping" "4 5"
            Option "Emulate3Buttons" "no"
    EndSection

参考:再構築したカーネル(rpmパッケージ)、Xの設定ファイル

ここには私の環境で使用している設定ファイルなどがあります。参考になれば。。。

無線LANカードGW-NS54Gとndiswrapper

Planex社製無線LANカード GW-NS54Gndiswrapperで動くよう設定します。
 ここでの記述は、上述のStandalone PCMCIAを使う際の設定です。 kernelのpcmcia-csを使う場合には、pcmciaのチップはi82365ではなくyenta_socketにしてください。 さらに、シンボリックリンク、カーネルコンフィグレーションの修正dummy_cbの設定は不要になります。
  1. シンボリックリンク、カーネルコンフィグレーションの修正
  2. カスタムカーネルをインストールすると、/lib/modules/カーネルバージョン/buildという シンボリックリンクできます。これは、/usr/src/カーネルバージョンにリンクを張っているの ですが、リビジョンを変えてもrpmからインストールしたソールにリンクしてします。このため、 カーネルのリビジョンとbuildのリンク先のリビジョンが異なることになります。一方、ndiswrapperは /lib/modules/カーネルバージョン/buildのカーネルバージョンを ndiswrapper.oモジュールが対応するカーネルバージョンとします。そのため、、 カスタムカーネル作成時にリビジョンの変更をしているとmodprobe ndiswrapperに失敗します (”バージョンが違う”と言われます)。そこで、これを避けるために以下の作業をします。 ここでは、2.4.26-0vl16から作成した2.4.26-0vl16.1というカスタムカーネルを想定しています。
    1. カーネルソースのコピー
    2. カスタムカーネルを作成したバージョンのカーネルソースをコピーして、 カスタムカーネルのリビジョンに一致するカーネルソースディレクトリを作ります。
      # cp  -r  /usr/src/linux-2.4.26-0vl16  /usr/src/linux-2.4.26-0vl16.1

    3. シンボリックリンクの張り直し
    4. 次のようにシンボリックリンクを張り直します。
      # rm  /lib/modules/2.4.26-0vl16.1/build
      # ln  -s  /usr/src/linux-2.4.26-0vl16.1  /lib/modules/2.4.26-0vl16.1/build
      # rm  /usr/src/linux
      # ln  -s  /usr/src/linux-2.4.26-0vl16.1  /usr/src/linux

    5. make depの実行
    6. コピーしたソースのコンフィグレーションは、src.rpm内のコンフィグレーションと異なるため、 これを修正します。まず、rpm作成用のカーネルソースファイル(*.src.rpm)から、 kernel-カーネルバージョン-i386.configというコンフィグレーションファイルを持ってきます。
      # rpm  -qlp  /右のファイルがある場所/kernel-2.4.26-0vl16.src.rpm  |  grep  config
      (上記でkernel-2.4.26-i386.configファイルがあることを確認)
      # ln  -s  /usr/src/linux-2.4.26-0vl16.1  /lib/modules/2.4.26-0vl16.1/build
      # rpm2cpio  /右のファイルがある場所/kernel-2.4.26-0vl16.src.rpm  |   cpio  -id  "kernel-2.4.26-i386.config"
      # cp  kernel-2.4.26-i386.config  /usr/src/linux/.config

      コピーしたconfigファイルは、VineLinuxのkernel-imageの設定になっています。 カスタムカーネルのコンフィグレーションと一致させるため、make menuconfig等で不一致点を修正して コンフィグレーションを合わせます(合わせないと、modprobe ndiswrapperの際に、unresolved symbolの エラーを吐きまくってインストールできません)。 上述のカスタムカーネルの場合、PCMCIA/CardBus supportをnにしてsaveするだけです。 その後、make depを実行します。
      # cd  /usr/src/linux
      # make  menuconfig(或いはconfig、xconfig)
      (カーネルの設定をカスタムカーネルと一致させてから保存)
      # make  dep
      これでようやくndiswrapperをインストールする準備が整いました。 もし、make  dep でエラーが発生するようならば、カスタムカーネル用のソース< a href="kernel-source-2.4.26-0vl16.1.i386.rpm">kernel-source-2.4.26-0vl16.1.i386.rpmを インストールした後に「カーネルソースのコピー」から実行してください。

  3. ndiswrapperのインストール
  4. ndiswrapperの最新版を、 http://ndiswrapper.sourceforge.net/から 落としてきます。私はndiswrapper-0.11.tar.gzをダウンロードしました。これを展開し、展開して 出来たディレクトリでmake installを行うとインストール完了です。
    # tar  zxvf  /右のファイルがある場所/ndiswrapper-0.11.tar.gz
    # cd  ndiswrapper-0.11.tar.gz
    # make  install

  5. Windows用ドライバのインストール
  6. ndiswrapperはWindows用のドライバをLinux上で使えるようにするものです。 そこで、GW-NS54Gの Windows用ドライバをダウンロード(gwns54g_v?.exe)します。自己解凍書庫であるexeファイルをクリックし、 出てきた次のファイルをLinuxのドライブにコピーしておきます。
    上記の3つのファイルは、同じディレクトリにコピーします。そして、次のコマンドでドライバを インストールします。
    # cd  Windows用ドライバのある場所
    # ndiswrapper  -i  N54GNDS.inf

  7. dummy_cbの設定
  8. 参考: http://madwifiwiki.thewebhost.de/wiki/NetgearWG511T
    pcmcia-csとカーネルのhot plug PCIに不整合があるため、CardBusデバイスをうまく認識できない ことがあるようです。私の場合も、GW-NS54GをPCMCIAスロットに挿してからlspciをすると、 ”cannot open /proc/bus/pci/02/00.0”というエラーが出てしまいます(挿さない場合はlspciは通常通り 使えます)。しかし、直接ハードウェアにアクセスするオプション(-H1)を付けて実行すると、 ちゃんとpciに接続している機器を見ることができます。このような時は、dummy_cbを使うと良いようです。 次のように設定します。
    1. PCI idの確認
    2. GW-NS54GをPCMCIAスロットに挿し、電源が供給されているのを確認します。 その後、cardctl ident 0を実行し、PCI idの隣に表示される数値をメモします。
      # cardctl  ident  0
        product info: "Broadcom", "802.11b CardBus", "8.0"
        manfid: 0x02d0, 0x0406
        function: 6 (network)
        PCI id: 0x14e4, 0x4320

    3. /etc/pcmcia/config.optsの設定
    4. /etc/pcmcia/config.optsに次の3行を書き加えます。
      card  "no product info available"
        pci 0x14e4, 0x4320
        bind "dummy_cb"

    5. PCMCIA(cardmgr)のリスタート
    6. 次のように、PCMCIAサービス(cardmgr)をリスタートします。
      # /etc/init.d/pcmcia  restart
      /var/log/messageに次のような出力が見つかると思います。
      cardmgr[1409]: exiting
      kernel: cs: cb_free(bus 2)
      kernel: unloading PCMCIA Card Services
      kernel: Linux PCMCIA Card Services 3.2.8
      kernel: kernel build: 2.4.26-0vl16.1 #1 Sun Oct 10 22:26:10 JST 2004
      kernel: options: [pci] [cardbus] [apm]
      kernel: Intel ISA/PCI/CardBus PCIC probe:
      kernel: Ricoh RL5C476 rev 88 PCI-to-CardBus at slot 00:09, mem 0x0de000
      kernel: host opts [0]: [serial irq] [io 3/6/1] [mem 3/6/1] [pci irq 11] [lat 32/176] [bus 2/5]
      kernel: host opts [1]: [serial irq] [io 3/6/1] [mem 3/6/1] [pci irq 11] [lat 32/176] [bus 6/9]
      kernel: ISA irqs (default) = 3,10,15 PCI status changes
      cardmgr[1780]: watching 2 sockets
      kernel: cs: cb_alloc(bus 2): vendor 0x14e4, device 0x4320
      cardmgr[1781]: socket 0: no product info available
      kernel: cs: cb_config(bus 2)
      kernel: fn 0 bar 1: mem 0x60002000-0x60003fff
      kernel: irq 11
      kernel: dummy_attach(device 02:00.0)

  9. Aliasの設定
  10. /etc/modules.confに次の行を加えます。
    alias  wlan0  ndiswrapper

  11. wireless-toolsのインストール
  12. wireless-toolsをapt-getでインストールします。 wireless-toolsは、ワイヤレスLANを使うのに必要&有用なユーティリティを含むパッケージです。 wireless-toolsはVineLinux3.0のインストールCDに含まれていますので、apt用の設定を してから、次のコマンドを実行します。
    #  apt-get  install  wireless-tools
    ちなみに、wireless-toolsをインストールし忘れると、一見まともにwlan0が upしたようになりますが、いざ通信しようとするとハングアップします。

  13. wlan0の設定
  14. wireless-toolsに含まれるiwconfig、或いはndiswrapperを使っても設定できますが、 私はifcfg-wlan0ファイルを/etc/sysconfig/network-scriptに作成し、直接編集しました。 次のようになっています。
    DEVICE=wlan0
    ONBOOT=no    #OS起動時に有効にしない
    BOOTPROTO=static    #固定IPを使用
    IPADDR=192.168.0.xxx
    NETMASK=255.255.255.0
    NETWORK=192.168.0.0
    BROADCAST=192.168.0.255
    GATEWAY=192.168.0.zzz    #GATEWAYになるIPアドレス
    MODE=Managed    #アクセスポイントに接続するモード
    ESSID=SSIDを記述します    #SSIDを隠しているときは必須の項目になります
    KEY=各自のWEPキーを記述します    #WEPキーは64bitならば10桁、128bitならば26桁
    上記の設定は、私のネットワーク環境の場合です。ESSIDは、大文字、小文字を区別するので 気を付けてください。
    一方、DHCPやESSIDをスキャンして利用する場合は、googleなどで 設定方法を検索してみてください。 また、このファイルにはWEPキーが記述されることになるため、/etc/sysconfig/network-script/ifcfg-wlan0の パーミッションをroot以外編集/読み取りができないようにします。
    #  chmod  600  /etc/sysconfig/network-script/ifcfg-wlan0
    さて、上記のように設定すると、別のワイヤレスLANカードを挿しても同じ設定を 使用することになります。カードごとに設定を変えたい場合、/etc/pcmcia/wireless.optsに 記述するといいでしょう。

  15. ndiswrapperモジュールの読み込み
  16. 上記でネットワークの設定が整いましたので、 ndiswrapperを使ってGW-NS54Gをnetworkデバイスとして認識させます。 modprobeでndiswrapperをロードします。
    #  modprobe  ndiswrapper
    ndiswrapperのロードに成功し、ndiswrapperがWindowsドライバをロードすると 次のメッセージが/var/log/messageに出力されます。tail  -f  /var/log/message などで確認してみてください。
    kernel: ndiswrapper version 0.11 loaded (preempt=yes,smp=no)
    kernel: ndiswrapper: using irq 11
    kernel: wlan0: ndiswrapper ethernet device 00:90:cc:6c:a9:ae using driver n54gnds
    kernel: wlan0: encryption modes supported: WEP, WPA with TKIP, AES/CCMP
    kernel: ndiswrapper: driver n54gnds (PLANEX COMMUNICATIONS INC.,07/17/2003, 3.30.15.0) added
    murasaki.generic[1476]: net device is registered
    murasaki.generic[1476]: Dependence(net) was found
    murasaki.generic[1476]: Executing "net" "start"

  17. wlan0の有効化
  18. デバイスの準備が整ったので、ifupを使ってwlan0を有効にします。
    #  ifup  wlan0
    これでネットワークに接続できるようになります。(別途/etc/resolv.confに DNSサーバの設定をしておく必要があるかも知れませんが、その辺は省略します。)

  19. 次の起動時から使うには?
  20. 次の手順で使えるようになります。
    1. カードをPCMCIAスロットに挿す
    2. #  modprobe  ndiswrapperでndiswrapperモジュールをロード
    3. #  ifup  wlan0でwlan0を有効化
    「ndiswrapperは起動時にロードするようにしておくといいのでは?」と思うかも 知れません。しかし、カードを挿す前にndiswrapperをロードしていると、GW-NS54GをPCMCIAスロットに 挿してもnetworkデバイスとして認識してくれません。そのため、上の手順を踏む必要があるようです。

  21. 困ったこととか注意点とか